夕方の電話

夕方、施設から電話があった。

Aさんの点滴を止めたと言う。

私は、あ~これであと数日なのか……と涙が込み上げた。

 

「それでですね、お昼過ぎにゼリーを召し上がったので、このまま暫く口から栄養を取って頂こうと思ってます」

 

……ん?

…………んん???

 

なんか、だいじょぶそうですな……うん……。

 

とはいえ高齢者。

そして終末期であることは確実で、急変することもあるので大喜びはできない。

まあ、それが明日か数日後かひと月後かもっと先かはわからないよっていう……ね。

 

安心していいんだか良く分からない、ちょっと気が抜けてしまった夕方でした。